熊川哲也 「眠りの森の美女」 [バレエ]
久しぶりに熊哲ちゃんのバレエにお出かけしてました
6月26日 Bunkamuraオーチャードホール。
オーロラ姫 神戸里奈 フロリムント王子 熊川哲也 カラボス スチュワート・キャシディ
リラの精 松岡梨絵 フロリナ王女 荒井祐子 青い鳥 橋本直樹
熊哲ちゃんに会うのは何年ぶりでしょうか。う~~ん、5年前くらいに「コッペリア」を見たとき以来でしょうか・・・ Kバレエのチケットはややお値段お高めで考えてしまうのですが、一番見たかった神戸里奈さんとのペア、しかもオーチャードホール。
オーチャードホールは渋谷にあり便よし、雰囲気もよし。しかしシューズボックス式というのか、縦長の劇場で、S席でも一階の後ろのほうだと、結構悲惨。 2階のR列、横に張り出している席が取れることが決め手となって、行くことにしたのでした。
Kバレエの良さは舞台装置の豪華さ。ちょっと灰色がかったようなシックな色調が素敵。小道具の一つ一つにまで、熊哲の美意識が行き届いているような気がします。衣装にはお金かけていても、東バは今ひとつ舞台にチープ感かんじちゃいますから・・・(くるみの夢の国、シンガポールみたいだったし)
第1幕。リラの精が優しさ・元気・鷹揚・呑気、勇気の精をつれて登場します。リラの精、踊りはもちろん、オーラも表情も突き抜けている、と思ったら、松岡梨絵さん。5月の文化会館の公演ではオーロラ役。
今回の公演ではまり役、と思ったのはカラボス役のスチュワート・キャシディ。おどろおどろしい様相ですが、どこか憎めないのは、美川憲一より本人以上にそっくりな芸人、魅川憲一郎のよう。存在感ばっちりです。DVDでドンキのガマーシュ役を見たけど、カラボスに軍配!
そして・・・神戸里奈さんのオーロラ
神戸さん、特に思いいれがあるのは、ビデオで昔コンクールでオーロラのバリエーションを踊っているのを見たことがあるから。主役はかなり久しぶりではないでしょうか?きっといろいろ葛藤もあったことだと思いますが、今日は姫キャラ全開で、とびっきりの笑顔。可憐、です
1幕のハイライトは「ローズ・アダージオ」
そう、お恥ずかしながら、私のHNでもあります。4人の王子から求婚され、恥じらいながら初々しく踊ります。オーロラ姫は16歳の設定だから、あまり大御所が踊ると「オーロラ先生」みたいになって4人の生徒を手玉にとる、風に見えるときもあるのですが、今日はそんな心配はいりません。
最近よく見ていた東京バレエ団に比べると、一つ一つの動きがスピーディに感じます。平均年齢、やっぱりKの方が低いのかな・・・
第2幕 満を持して、熊哲ちゃん登場。割れんばかりの拍手です。森の中でのダーツゲームでみんなが失敗するところ、ひとり真ん中の的にぴたりと命中させるあたり、「俺様キャラ」が光ってます!
第3幕はいよいよ結婚式。
「眠り」は、赤頭巾や長靴を履いた猫などがお祝いに駆けつけてくれて、踊りを披露をしてくれるのが楽しい所でもありますが、「青い鳥」のパドドゥも見所の一つ。
今回は荒井祐子、橋本直樹。
お2人ともKの中では主役級。・・・がしかし、このペアで満員御礼になるかといわれたら、微妙なところがあるでしょう。こういう機会できっちり脇を締めることが大切、といわんばかり、心のこもった丁寧な踊りでした。いうならば、神戸・熊川ペアより、安定感あったかも。
・・・お待ちかねのグランパドドゥでは、いささか、里奈さんをキャッチしてポーズを決めるところに間があり、一瞬どきっとしましたが、その後の王子のバリエーションでは「熊川・ジャンプ健在!」を見せてくれました
あ~見られて良かった。見るというより、「拝んだ」かも何時まで見られるか、わからないところが、バレエの儚い刹那の美ですね。Kのダンサーでアナザースカイに出演中の宮尾俊太郎さんもお怪我で舞台降板中だとのことだし・・・。(この舞台の端役で宮尾さん出演、との噂もありますが)
カーテンコールではカラボスがリラの精をじろり、と睨みっぱなし。「あんた(リラの精)のおせっかいのおかげで、2人が結婚しちゃったじゃないのよ~」と言っているみたいで、いい味出していました。
舞台ははねた後は、熊哲ちゃん写真集をお買い上げのお客様に限り、サイン会まで開催。
9000円!とのことだったので、そそくさと退散^^;
今回16公演中、14公演で主演。まだまだKバレエは熊哲ちゃん人気で持ってますね~~。「眠り」は意外と王子の出番は多くないので、熊哲ちゃんのコンディション、古典バレエ「眠り」のもつ作品の認知度や人々の目を楽しませるエンターテーメント性を総合すると、毎年やっても良い鉄板作品かもと思いました。
お次のバレエは8月のダニール・シムキンのドンキ。熊哲ちゃんのはまり役、ドンキのバジルも一度見てみたい!と切に願っています
熊哲ちゃんのドンキその他はこちらで
http://www.youtube.com/watch?v=tkfeNDr7lRA&feature=related
Kバレエ設立10年、彼が日本にバレエを定着させた功績にリスペクト熊哲ちゃんが現役で、しかも古典を踊る時間はどんどん限られているかもしれません。でも芸術監督、指導者としてはまだ若いから、これからも眼が離せませんね
ぉお、ニアミスです♪
熊哲ちゃん(←まねっこ・笑)だし、『眠りの森の美女』ならばチャイコフスキーの音楽ならわかるし・・・ということで私もきょうのお昼の会で観てきました♡
ただただいい夢みさせてもらった気分♡でしたが、やはりそんなにクオリティが高かったのですね。
熊哲ちゃんのオレ様王子キャラのはまりっぷりすごかったですね~♪
青い鳥の橋本直樹は、ピータ・ラビットの役をやってた方かしら。
ウサギとか鳥が似合ってぴょんぴょん跳んでいらっしゃるなーと感じてました。
by てんとうむし (2010-06-27 21:35)
ご訪問ありがとうございます
てんとうむしさま、ニアミスだったのですね~♪
オーロラ姫は東野泰子さんという方ですね!観たことはないのですが、東野さんは今回最もオーロラを演じていらっしゃるので、どんな感じだったのでしょう?
いつまでもオレ様な熊哲ちゃんでいて欲しいですね♡
by roseadagio (2010-06-28 08:20)
youtubeにとんだら、まぁ素晴らしいジャンプ。
次々と動画を見続けてしまいました。
ドン・キホーテ、すごいですね~。
これは見たいと思いましたが、チケット難でしょうね。
「バラの精」の動画に出演されていた谷桃子さんて、バレエ団主催されていた日本のバレエの草分け的な方ですよね?・・・熊川さんの動画の中にありました。
by pistacci (2010-06-28 11:07)
ご訪問ありがとうございます。
pistacciさま、熊哲ちゃんのドンキ、見たいですよね~~。往年の輝きこそないかもしれないけれど。
これからも、皆の観たいというバレエをみせてくれるでしょう。
谷桃子さんが出演されているのですね!気が付きませんでした。
by roseadagio (2010-06-28 17:45)
youtubeに、熊哲サマのいろんなのがあったので、ついつい見て、うっとり。何か書くと、うっとり感が飛んでいってしましそうだったので、コメントが
遅くなりました。
16歳の頃と今では、格段に表現力が違いますねー。磨かれていくもんなんだなと、感心しました。怪我があって大変だったけど、まだまだ踊ってほしいですね。私は「眠れる森の美女」を見たことがないので、roseadagioさんのHNが、これとは知らず、音楽のadagioからいろいろ考えていました。謎が解けた感じです。
by TaekoLovesParis (2010-06-29 23:16)
ご訪問ありがとうございます。
Taekoさま、youtubeで熊哲ちゃんの「眠り」を探したのですがなかなか見つからなくて。
ローズアダージオはバレエのコンクールでもよく踊られています。テンポがゆっくりで派手さがあまりないのでとても難しい踊りです。
by roseadagio (2010-06-30 13:32)
おはようございます^^
私も一度kバレエ団の公演を鑑賞してみたいなぁ~~って
ずっと思っていました✿*
熊川哲也さんの美意識が散りばめられた舞台装置も、、また
魅力の一つなのでしょうね♪
あぁ。。行きたくなっちゃいましたぁ。笑
by baby_pink (2010-07-03 06:28)