日本の美術館名品展 [美術展]
上野 東京都美術館「日本の美術館名品展」にお出かけしてきました。
日本全国の公立美術館100館が所蔵する、選りすぐりの名品を一堂に公開。
つまり、あの作品めがけて、と全国の美術館を行脚しなくとも、上野で一気にみられるわけです。
新聞で高村光太郎の「手」の彫刻が見られるのを知り、どうしても見たくて。
ミレー、ピカソ、フジタからアンディウォーホル、黒田清輝、熊谷守一、片岡珠子、はたまた棟方成功まで。それはそれはみどころが満載
興味深かったのは、それぞれの絵に添えられた注釈。
この肖像画はわが館の看板娘です・・・といったものも多いのですが。
例えばピカソの「ドラ・マールの肖像」、徳島県立近代美術館蔵。
ピカソらしいデフォルメされた絵なのですが、「20年前に展示した当初はおばけみたい、との声続出でしたが、今ではすっかり県民に受け入れられ、人気作品となりました」であるとか。
ゴッホがミレーを尊敬していたとか、森鷗外が黒田清輝を応援していたとか、豆知識満載なのです。
パンフレットを写真に写したもので、わかりにくいのですが、右列真ん中の白いシャツの絵は、エゴンシーレ、「カール・グリュンヴァルトの肖像」
従軍中の上司の美術商を描いたとのこと。そして彼は翌年29才で夭逝したそうです。いろんなドラマを感じてしまいました。
そしてお目当ての高村光太郎の手 写真がなくて残念なのですが、、、
思ったよりとても大きくて、、、私の手の3倍位ありました。「施無畏印」という仏像の手形なんだそうです。「待て」だとばっかり思っていました
7/5(日)まで。夜8時までやっているそうですから、会社帰りでもOKですね
いいですねー。行ってみたい。7/5まで、もうすぐ・・デスネ^^
by duke (2009-07-01 12:07)
はじめまして。ご訪問、ありがとうございます。
そぅそぅ!roseadagioさんの記事を読んで思い出しました。
みんな高村光太郎の彫刻を見ながら、自分の手を眺めていましたね。
あら~っと思いながら、つい、自分でも、手を眺めちゃいました
by pistacci (2009-07-02 21:58)
私もpistaさんに同じく、はじままして&ご訪問ありがとうございます。
roseadagioさんが、ご紹介なさってるとおり、各美術館からのメッセージが興味深かったですね。それぞれがかなり自慢の品を出しているのだな、とわかりますね。
愛知県立美術館のほかに、豊田市の美術館があって、エゴンシーレを持っているのだから、豊田市はトヨタのおかげで財政豊かときいていたけれど、ほんとね~、なんて思いながら見ました。
by TaekoLovesParis (2009-07-02 22:19)
dukeさま、
広く浅く主義の私には大満足の展覧会でした♪
pistacciさま、
私も「手」の周りを何周もしました。
彫刻では、フランソワ・ポンポンの白くまも可愛くて好きでした。
Taekoさま、
自慢の作品揃いで、見所満載の展覧会でしたね。
変なたとえですが、駅弁全国大会で目玉商品の駅弁をたくさん食べたような、駆け足で日本一周したような、満足した気持ちになりました。
NYではメトとミュージカルで時間切れで、グッゲンハイムには行けなかったのです。
by roseadagio (2009-07-03 09:08)
高村光太郎の手はそんなに大きかったんですか?
ということは20cmくらいは有ったんですか?
もっとも、プロ野球選手とりわけピッチャーの指の長さは一般人の倍の長さはあると聞きますが?!。
by 匁 (2009-07-05 09:19)
匁さま、
実際の手はどうなのでしょう。
彫刻の手はふた周りくらい大人の手より大きくて、力強さが感じられました。呉市美術館蔵、というのも興味深かったです。
by roseadagio (2009-07-06 15:12)