「ベッドルーム・ファンタジー」・・・徹子に完敗 [演劇]
いやはや、なんとも・・・。すごい、凄すぎます・・・いろんな意味で。
徹子さんの特殊メイクのフェイク巨乳が、ワイドショーでも話題になっていた
「ベッドルーム・ファンタジー」
黒柳徹子主演海外コメディ・シリーズ20周年記念作品、ルテアトル銀座に見に行って参りました。
唯一女優としての顔を見せる海外コメディの舞台シリーズ、1989年から続いているそうです・・・・知らなかった。
お話は・・・
グリフィン夫人(黒柳徹子)と夫(団時朗)は豊かな夫婦生活を取り戻そうと、倦怠期に効果のあるという本のセラピーを実行することにする。
夫人は胸をあらわにした大胆な衣装でマンションの管理人(石田太郎)を誘う。その様子をクローゼットから覗く女装した夫。
管理人は怖気づいて事は思うように運ばず、偶然押し入った神経質な空き巣(田山涼成)も無理やり参加させる。
そこに、グリフィン夫人の姉(立石涼子)が家庭の悩みをかかえて訪問し、セラピーに参加することになり思いがけない展開へ、、、、
以下ネタバレになるので結論は自粛します(笑)
・・・でも最後はほろりとなります
数日前アメトークの「徹子の部屋芸人」で、徹子さんのむちゃぶりに悩む芸人達の話に大笑いしたばかり。このお芝居でも、もちろん徹子さんのむちゃぶりトークが冴え渡ります
以下、少しでも雰囲気が伝わるように、再現シーン。
ガーターベルトに網タイツ、8cmはあろうかというニーハイブーツ、マドンナのような下着姿に、黒いレースのガウンをはおった徹子さん。ベッドに横たわり、管理人を誘います。
「夫はいつも仕事、仕事。私のことをかまってくれないの。私に贅沢な生活はあたえてくれるけど、私の白い柔肌はそんなものは求めていないんです。私が求めているのは・・・暖かさ。さあ、そこの毛むくじゃらなあなた、ここであなたがお出でくださる?」
「毛、毛むくじゃらって・・・。」
「意外と好みなんです。さぁ、どうぞいらして。あなた、この前窓から私をのぞいていらしたでしょ。」
「お、奥さん、無理です。勘弁してくださいよ~。」
真っ赤なガウンを着た夫、突然クローゼットから出てきて 「この男じゃ役に立たんな。代役が必要だ」
「しょうがないわね~。でもあなたもまだ役に立つかもしれないから、お帰りにならないで、そこに座っていらして。(田山涼成に向かって)じゃあそこの空き巣さん。あなたにもこのチームに参加していただきます。よろしいわね。」
・・・とまぁ、こんな調子。(あくまでイメージですのでセリフは実際とは異なります、ご容赦を^^;)
徹子の部屋を思い起こさせる、高ビー路線、徹子「語尾」を駆使。お見事です
ニーハイブーツも決して痛くありません。それは姿勢がいいから。
段差もものともせず、舞台狭しと歩き回ります。いや~~、私には無理。
脇を固める役者陣も、平均年齢アラウンド還暦どころか、アラ古希に達しているのではないでしょうか。田山涼成さんも飛び回り、石田太郎さんもくたびれた(失礼!)管理人を好演し、ただただ「役者やの~~。」の一言に尽きます。
御年、おいくつなのでしょう、徹子さん。
以前なぜか「徹子の部屋コンサート」にお出かけしたことがあります。そのときもたまげました。
最初の第一声、「今日は、皆様を終電前にはお返しすることをお約束します!」
何でも、以前のコンサートでは話が弾みすぎて止まらなくなり、ものすごく時間が押したそうです。 でもって、話が長くなると、司会者が木琴を持って現れ、ポンポンポンポ~ン!と合図することに。
ゲストが何人か出演(南こうせつとか、綾戸智絵とか・・)して、そのあたりは効果があったのですが、徹子さんが大ファンだという加山雄三の前には無駄な抵抗でした。
お話しに時々お疲れもみえていたのですが、加山雄三の前ではとたんに饒舌に。
「いやぁ、徹子さんはいつまでも可愛いですね」
「えっ何かおっしゃった?・・・もう一度言ってくださらない?加山さん、もっと言って」 潤んだ瞳で加山雄三を見つめる徹子さんは、少女のよう。はたまた、切れ間のない弾丸トークは果てしなく続いたのでした。
話が脱線しましたが、とにかく現役感たっぷり、パワーフル回転。カーテンコールの後でも、まだまだお話をしたそう。勝てません・・・・徹子の部屋も永遠に続いてほしいものです。
元気の秘訣は「自分が好きな仕事しかしていない」からだそうです。それは凡人にはできないにしても、毎晩スクワットもどきをするとのこと、スクワットならできるかな・・・
森光子さんの「放浪記」見にいく方なら、「ベッドルームファンタジー」もお勧め、パワースポットに出かけた気分で
>パワースポットに出かけた気分で
〆のこの一言で「じゃぁ、ぜひ!」という気分になりました♪
by てんとうむし (2009-10-13 21:31)
黒柳徹子の舞台は、「マスター・クラス」というのを見ました。
マリアカラスがマスター・クラスを教える間のできごとという設定。
徹子が主役のマリア・カラスでした。
高慢だけど、ちょっと不安を抱えてという役を上手に表現していました。
roseadagioさんの説明がお上手だから、どんな舞台だったか想像が
つきます。高いヒールでも足元がふらつかないってすごいですね。
私もスクワットしなくちゃ(笑)
テアトル銀座は、居心地のいい劇場ですね。
by TaekoLovesParis (2009-10-13 23:05)
この舞台、ちょっと気になっていました。
Taekoさんのコメントにあるように、とってもその様子が眼に浮かびます。
森光子さんのスクワットの話を聞いた後、数日はやったんですよね~スクワット。
輝いている方たちは、きちんと、努力されているのですね。
この記事だけでも、ちょっとパワーをもらいました。
by pistacci (2009-10-14 10:05)
ご訪問ありがとうございます。
てんとうむしさま、
徹子さん世代の元気溌剌に刺激されて、がんばらなきゃ!まだまだやれそう☆自分!という気持ちになりました。
Taekoさま、
マリアカラスは比較的シリアスな舞台だったのでしょうね。こちらは艶笑コメディ(笑)とのことでしたので、ずっと笑いっぱなしでした。
pistacciさま、
森光子さんは一日100回スクワットでしたっけ?輝いている人はきちんと努力、確かにそうですね。一日1分じゃだめですね(反省)
by roseadagio (2009-10-15 11:26)
なるほど「徹子の部屋」でちらっと黒柳徹子は見るくらいです。
そうだ「世界不思議発見」でも見ますね。
あの甲高い声でがんがんしゃべられたら
たまりませんね。坂東はいなかったんですか?
スクワットは最近女性で始める人が急増らしいです。
by 匁 (2009-10-15 12:44)
匁さま、その配役、いいですね。坂東さんが出てきたらますます楽しそうですね。ゆで卵持って。
by roseadagio (2009-10-15 13:13)